訪問者IDの仕組み
訪問者IDは、多数のデバイスシグナルを集め、それらを安定性ごとにグループ化し、1つのトークンに組み合わせる識別アルゴリズムによって生成されます。トークンは、個々のシグナルの一部が変動しても、同じデバイスでは訪問をまたいで同一のままとなるよう設計されており、再訪ユーザーが新規として扱われるのではなく認識されるようにします。
識別子はデバイス固有の特性から導き出されるため、ブラウザに書き込まれたいかなる値にも依存しません。Cookieの消去、プライベートウィンドウの起動、ローカルストレージの消去は、保存された状態を取り除きますが、根底にあるハードウェアとソフトウェアのプロファイルは変えないため、次回の訪問でも同じ訪問者IDが再計算されます。
実際には、訪問者IDは信頼度スコアとともに返されます。高い信頼度は、現在のシグナルが以前に見たデバイスと強く一致することを意味します。低い信頼度は、たとえばブラウザの大きな更新の後や、他の多くのデバイスと酷似したデバイス上などで、一致が不確実であることを示します。利用側はこの信頼度の値を使って、その識別子をどの程度信頼するかを判断します。
不正防止において訪問者IDが重要な理由
持続的な認識は不正防止の背骨です。訪問者IDによって、プラットフォームは不正行為者が試行のたびにCookieを消去しても繰り返しの試みを結び付け、多数のアカウントを登録する1台のデバイスを見つけ、信頼できる再訪顧客と初回訪問者を区別できます。永続的な識別子がなければ、複数セッションにまたがる不正利用は事実上見えません。
TRACIOでの扱い方
TRACIOのIdentification製品は、130+のデバイスシグナルから計算された訪問者IDを返し、社内ベンチマークで99.5%の精度に達します。この識別子はシークレットモードやCookieの消去を経ても維持されるよう設計されており、信頼度スコアと組み合わせて提供されるため、統合者は自らのロジックの中でどの程度重視すべきかを把握できます。